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- 船舶ロケーション管理システムへの適用
- 株式会社NTTデータ関西
システム名 | 船舶ロケーション管理システム |
システム構成 | GEOPLATS Core |
特徴 |
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システム概要
AIS(Automatic Identification System:船舶自動識別装置)とは
船舶に搭載し、識別符号、船名、位置、針路、船速、行き先などの船舶固有のデータを自動的にVHF無線で送受信する装置で、レーダーでも識別できない島影の船舶も識別できます。VHFデータ通信を使用し船舶相互間、船舶・陸上間で通信を行い、衝突等不測の事態を回避することに役立てています。
AISはSOLAS条約(海上における人命の安全のための国際条約)の改正により、平成14年(2002年)7月から平成20年(2008年)7月までに、一定の船舶に対し順次搭載が義務化されることとなっています。
NTTデータ関西では、船舶から発信されるAIS情報を受信し、デジタル地図(GIS)上に表示するGISを活用した船舶ロケーション管理システムを開発しました。
AIS(船舶自動識別システム)とGISを連動
GEOPLATSに搭載した電子海図(S-63)上にAIS(船舶自動識別システム)から得た船舶の位置や属性情報をオーバレイし、リアルタイムで船舶のロケーションを把握できます。
●AISとの連動により、航行状況を地図上で視覚的にリアルタイムで表示。海運業における船舶管理をはじめ、港湾管理業務の効率化を図ります。
●指定船舶の航行管理や、指定海域の入出管理ができるため不測の事態を未然に防ぐことも可能です。
船舶ロケーション管理システムは、AIS情報と背景地図(海図や陸図など)をGIS上にオーバーレイさせ
様々な機能を提供
1.船舶の航行管理
GIS情報を発信している船舶の位置や属性情報を地図(電子海図(S-63))上で視覚的にリアルタイムで把握できます。
2.指定海域の入出管理
進入禁止海域、危険海域や浅瀬海域などを予めエリアで指定しておけば、そこへ入出する船舶をリスト化表示し、アラームを鳴らすことができます。
3.指定船舶や指定海域での履歴管理
指定する期間において、指定する船舶の航行履歴(航跡)や指定期間の指定する海域の船舶の航行履歴を把握できます。
4.簡易なユーザーインターフェース
マウスを使った簡易なインターフェースで、情報表示や地図のスクロールを簡単に行えます。
5.航跡など航行の印刷
船舶の動静状態や、航跡の状態など地図上に表示されている情報を印刷できます。
6.その他機能
拡大/縮小表示、スクロール、距離/面積計測、緯度経度表示/ジャンプ、船名ラベル表示など。